八角形の指輪は、シンプルなデザインでも指で映え、人気があります。
有名ブランドはもちろん、ハンドメイドアクセサリーを製作している作家さんも、多くの八角形の指輪を製作しています。

では、なぜ八角形の指輪が人気なのでしょうか？？
それは、日本での「八」も海外における「８」も、どちらも「縁起が良い」や「運気がアップする」というポジティブな意味があるためです。その意味を、少し紐解いてみようと思います。

日本における「八」は、「末広がり」と言われ、縁起の良い数字として昔から使われています。

「八」の形が現在（上）から未来（下）へ広がるという形で、永久的に発展、繁栄、繁盛するという意味があります。

８以上を数える必要が無かった古代の日本では８は聖数とされ、「最大」「無限」という意味で解釈されて「縁起が良い」とされました。八重桜、八百万（やおよろず）などは、「数が大きい」という意味で用いられていますよね。

さらに、八角形は「外に広がる」とイメージさせる形であることから、会社のロゴマークなどにもよく用いられています。

形が安定してバランスが良いことから、運気をアップさせる縁起の良いものとされていることもその一因ではないでしょうか。

中国では、「８」と「発」の発音が似ていることから、とても人気のある数字です。「発」には、「発展する」「拡大する」「大きくなる」「金持ちになる」などの意味があるからです。

中国では会社を立ち上げる、イベントを開催するのも８の付く日が好まれます。 その有名な例が、北京五輪です。

北京五輪の開会式は、2008年8月8日午後8時（中国標準時）から開始されました。

日本でもおなじみの、風水。気の流れを物の位置で判断するという思想です。中国が発祥の風水では、「八角形」が最も縁起の良い形とされています。

「８」を森羅万象ととらえ、判定する時に使われる「風水羅盤」は「八角形」からできました。それぞれ東西南北とその間を含め、８つの方位が定められています。

八角形を「八卦 (はっけ)」と呼び、悪い気を跳ね返し、邪気を寄せつけず、すべての方角から幸運を引き寄せるパワーがあるといわれます。

「八卦」とは、古代中国から伝わる易（易経）における８つの基本図像。

伏羲が天地自然に象って作ったという伝説があり、卦の形はさまざまな事物事象を表しているとされ、方位などに当てて運勢や方位の吉凶を占ったりします。

中国においての「８」は、ラッキーナンバーや風水での重要な数字であることはもちろん、「８」が入った電話番号や車のナンバープレートが高値で取り引きされたりと、日本よりはるかに人気があることが分かります。

また、中国では奇数（９を例外として）よりも、偶数の方が「縁起のいい数字」とされています。

キリスト教においても、「８」は大切にされています。

キリスト教の建築に八角形が多いのも、そのせいでしょうか。

また、世界中の礼拝堂、聖堂などの教会にある建物も、八角形で作られていることがとても多いです。これは日本でも当てはまりますよね。

さらに、「８」は、それを横にすることで「∞（無限大）」を表しますから、非常に強い、パワーのある数字とされています。

このように、「八」や「８」は、世界中で愛され、パワーのある、非常にポジティブな数字です。

八角形の指輪やイヤーカフ、ネックレスなどのアクセサリーは、ご自身の成長や発展、運気アップや金運アップを願う「お守り」の意味でつけることができます。

さらに、ペアリングとしてお２人で普段から着用すれば、自分の幸せやお相手の幸せ、お互いの幸せも願えますよね。

シンプルでも飽きのこない形の中に、上記のような様々なパワーが宿っている「八」や「８」、そして八角形。

普段から身につけて、パワフルでポジティブで、幸せに楽しく生活したいですね！